突然ですが。。。
私の愛犬・ウィンストンが
享年5歳・人間でいうところの35歳で、
2日前に突然、亡くなりました。
ボトル#104には
“女性性への深い癒しをもたらす”
”核家族の分裂を癒す”とありますが、
今日は、ウィンストンを通じて気づいた
私の“女性性”と“家族”のテーマについて
書きたいと思います。
* *
いつもと変わらない日曜の午後でした。
ウィンストンは、庭で遊んでいて、
いつまでも“昼寝”の姿勢で、なかなか起きないので
起しに行ってみると、もう亡くなっていたのです。
原因は、未だに解りません。。。
乳幼児に良くある“突然死”なのかもしれないし、
心臓発作なのかもしれないし。
病気でもなかったし、
苦しんだ様子も全くなく、
眠っているように、穏やかな顔だったことが
せめてもの救いでした。
* *
私は、幼い頃から長いこと両親とうまくいっておらず、
早くに家を出て、立身出世して
親を見返してやりたいと、思っていました。
だからこそ、女性もバリバリ働ける
外資系の会社で2度・3度と転職を重ね、
最終的には自分で会社を創りました。
世間相場の適齢期には、全く興味がなく、
30や40歳の声を聞いてなお、
口では“結婚したい”と言っていたものの、
本心は、“結婚や出産”で
自分の人生の舵が握れなくなるのが嫌でした。
後に、オーラソーマに携わったことをきっかけに、
どうも自分に根強い“結婚に対する嫌悪感”や
“子供を持つことに対する嫌悪感”があることを
知りました。
クライアントの中にも
離婚やシングルペアレントといった、両親の不毛な結婚生活を見ていて、
“自分はああはなりたくない”と、
結婚に対して不信感を抱いている人は沢山いました。
愛が不毛な環境で生まれてきた
自分自身の存在を嫌悪する人も多く、
“自分と同じ存在を再生したくない”
“自分は子供を持っても、(両親のように)子供を
愛せないのではないか”と子供を持たない選択をする
クライアントにも沢山出会いました。
そんな私を癒したものは、
それがオーラソーマだったのか、
フラワーセラピーやアートセラピー、その他
数々受けたヒーリングだったのか、どれが効いたのかは
解りません。
40歳をすぎて、手がけた新規事業が挫折を見て、
おまけに同時期に大失恋を経験して、
初めて“私も家族が欲しい!”と、切実に
心の底から思えるようになりました。
そして結婚と同時に、主人の家にいたのが
イングリッシュ・ブルドックのウィンストンでした。
私はどちらかというと
白いティディーベアーカットのプードルのような
フェミニンな小型犬が好きで、
ブルドックのようなマッチョな犬は好きではありませんでした。
”好きで飼ってる犬じゃないし。。”
ウィンストンにとっての私は、
生き物の扱いも初めてでしたし、
きっと“継母”のような冷たい態度だったことでしょう。
それでもウィンストンは、最初から
私の座る隣にいつも座って、お尻を寄せて来ました。
私がPCで、時差のある日本と仕事ばかりしている日中は、
ずっと外に出て、家に入りたいのを我慢していました。
私が日本に帰っていなくなると、いつも私の居た
部屋を探しまわるのだそうです。
いつも外出から帰ってくると、しっぽを振って
飛んで抱きついてくれました。
こんなにも真っ直ぐに、ハートを開くこと、
他者を無条件に愛することを教えてくれたのは、
セミナーでも、本でも、グッズでもなく
紛れもなく、ウィンストンの存在そのものでした。
*
私の頑なになって・すっかり凍てついていた
”女性性”は、こうして”沢山の愛”をウィンストンからもらうことで
本当に徐々に癒され・溶けて行きました。
人は、コップの中に溢れるほど愛をもらうと、
愛はコップからこぼれ落ち、今度はそれを
他者に分けずには居られなくなります。
私は、ウィンストンのせめてもの”弔い”として
これから私の書くもの・話すこと・会う人に何でも構わないから
少しでも”Happyと元気”を差し上げたいと思っています。
だってウィンストンは、こんなにも私に
Happyな日々をくれた存在でしたから、
私も、そうなりたいと思うのです。
ウィンストンという“息子”が居なくなって、
主人と私は、お酒をがぶ飲みして
二人で泣きながら、ウィンストンのHappy話を
一晩中語り明かしました。
主人とは、これからも2人して
嬉しい時だけでなく、こんな風に悲しいこと・
苦しいことも一緒に乗り越えていくんだなぁ~と思うと。
掛け替えのない、いとしい人と一緒にいるのだと
思えました。
*
CHANELもHERMESもダイヤも、豪邸も、
もう、何も要らないから、
愛しい人たちとのHappyな思い出を
生きている限り沢山重ねたい。。。
そして、私がもらった・こんなにも素敵なHappyを、
私が出会うすべての人に、
生きている限り“お返し”して還元して行きたい。。。
私が1本目に毎日選ぶ#104には、
私が長い長い間かかって自分を癒してきた
“家族観の再生”が、実は秘められていたのだと思います。
カラフル・ハピネス・セラピスト 泉 智子
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