“本当の自分を生きる”。。。って、難しいものデス。
ボトル53番“ヒラリオン”には、“自分にとっての真理を探し始める”という意味があります。
例えば”昼は公務員なのだけれど、本当はカラーセラピストとして生きてゆきたいのだ!”
という生徒さんは、良くいる訳で。。。
そんな彼女が何故セラピストの道を選択出来ないのかというと、
“収入や将来の安定はどうなるのだろうか?”とか“親や友人はなんと言うだろうか?”という、
大抵は、物質と世間体に囚われることで、自分自身を生きられなくなっています。
* *
私が“脱OL"をして、カラーセラピストになった時には、
上に書いた“物質”や“世間体”は、自分にとってはどうでも良く、簡単にクリア出来ましたが、
もっとも曲者だったのは、その後のカラーセラピスト人生で“人からの期待”を生きてしまう自分がいた事、“No!と言えない自分がいた事”です。
幼いころから、周囲の空気を読んで”この場では、こういう自分を振舞っておこう”という癖が
ついてしまった人は、大人になってからも”親や自分の子供、同僚や上司が期待する自分”を
生きてしまって、好きでもない仕事やパートナーとの人生に身を捧げてしまう傾向があります。
また昔から、打ち明け話をする相手が不在だったり、居たとしても話半分に聞く人しか居なかった場合
“どうせ何を言っても仕方が無いし。。。”
と、不平不満をこぼさずに、黙って不利・不幸を引き受けてしまう体質が出来上がってしまいます。
会社を立ち上げて、早10年。。。
“自分はいつも会社に居なければいけない”とか”自分が率先してビタカラの「人呼びパンダ」にならなければいけない”。。。
な~んて頑なに信じて、自分を十字架にかけていたのは、
実は自分自身だと気づいたのは、ごくごく最近のことでした。
* *
そういえば、私の友人に結婚しているのだけれどBFと会社を立ち上げ、
ご主人とは、可愛いベビーと山の手のマダムライフを、
BFとはグローバルな事業とお金や地位を得ている女性が居ます。
この友人に会う度に“こういう我儘が許されていいんだろうか?”と、思うと同時に、
”自由奔放に自分を生きていて、すべてを手に入れられるなんて、羨ましいなぁ~”とも思っていました。
“本当の自分”を生きていない人は、“本当の自分”を生きている人に嫉妬したり、妬ましく
思ってしまうものです。
もしかしたら、その嫉妬や妬みは”自分は仮面の自分を生きている”ことのバロメーターなのかもしれません。
*
逆説的なのかもしれませんが、
“自分が好きなことを見つけて、本当の自分に出会う”ということよりは、
“出来ないことや、嫌な物はキチンと嫌と言う”
“人の期待は、絶えず裏切るぐらいに(笑)、我儘なほどに自分の意向を追求する”
事のほうが、よっぽど“本当の自分”に出会えるのではないでしょうか?。
この夏、アナタは何に“No!”を言いますか!?
カラフル・ハピネス・セラピスト 泉 智子
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