光は影を助け、影は光を伸ばす
私の大好きな“天使の門”というCDの14曲目に『天上の風景』という曲があります
この世のものとも思えない、美しい修道会のグレゴリア聖歌が流れる背景を、世界中の戦地の音が流れているのです。
マグナム銃の散弾の音、地雷の弾ける音、空爆の音…などです。
「これはまさに、この地上を的確になぞらえた曲だ」
と、私はいつも思います。
最近、風水とか気学、あるいは占いに凝って
“少しでも悪いことは回避したい!”
という人が居ますが、善と悪・良いことと悪いことは、人間の体の前と後ろのように、実は切っても切れない関係だと私は思うのです。
だから、良いことだけを体験して苦しみや悲しみは絶対に体験しないというのは嘘なのであって、人は多かれ少なかれ、何度かの苦しみや悲しみそして喜び
や楽しさ
も経験するように出来ているのだと思います
以前TV番組で、プリンセス天功さんが
『私は日本のマジシャン界で猛烈な“いじめ”にあった為にアメリカに行くことを決めました“いじめ”がなかったら、こんなに活躍できなかった』
と語っていらっしゃいました。
これなどは、まさに“いじめ”という影が、天功さんの 成長=光 が伸びていくのを助けた好例です
だから、影=悲しい出来事や苦しいことは、いつでも 光=成長や幸福をつかむことを助けています
そして、天功さんが有名でお金持ちになればなるほど、また新たな影=人々の中傷、嫉妬も増大して彼女の足をひっぱる訳です。
つまり、光が大きくなればなるほど、影も栄養をもらって増殖するのです。
この2つは切っても切れない関係なのであり、まるで私たちのDNA構造のように、絡まりあって上昇していく存在です。
「新しい時代の智恵」というキーワードは、悲しいことや苦しいことを栄養にしてステップアップしましょうという意味なのではないでしょうか?
「最大の復讐は、もっと幸せになること」
…私は、大好きな チャック・スペザーノ先生の言葉を皆さんに贈りたいと思います。
カラフル・ハピネス・セラピスト 泉 智子
この記事は、2006年2月20日に掲載されました。
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