ボトル#98には
“過去に虐待された経験があり、
それを癒す必要がある”という意味があります。
#87のコーラルの場面でも書きましたが、
ボトル#98下層部のコーラルが放っている
”自分が放っている思いと、
その結果引き寄せている結果”について
今日は書きたいと思います。
* *
ある心理学の本に、こんな一節が有りました。
“子供のころに、親には頼らず
一人で生きていこうと決意すると、
喜びも悲しみも、すべて胸にしまい込む癖がついてしまい、
結果極度のストレスが有ると
ストレスを自己解消する
お酒・たばこ・仕事など何らかの中毒に陥りやすい”
。。。という一説です。
この本を書いたセラピストは、
ヘビースモーカーの女性クライアントを抱えていて、
クライアントは、何か嫌なことがあると
すぐタバコを吸って、一時のストレス解消していたのだそうです。
そこでセラピストは、
今日から“何か嫌なことがあったら、
タバコを吸わずに、私の留守電に
何がどう嫌だったか、気持ちを吹き込んでくれ。。。”
と、伝えます。
ところが、子供のころから
どちらかというと、喜びも悲しみも
じっと胸にしまってきた、このクライアントは、
留守電に“気持ちを語る”ということ自体が
(やったことがないので)全く出来なかったのだそうです。
何か月も、
無言電話のままの状態が続いた後、
ようやく“今日は悲しかった”と一言だけ吹き込みます。
そのうちに“今日は、こんな事が有って悲しかった”
。。。という、気持のプロセスを語り始め、
ついには“今日は、こんなことが有って悲しかったから、
先生に慰めて欲しかった”と、”たった一人で抱えずに
人と関わりを持つ”コツを体得し始めたのだそうです。
このクライアントには、親密なBFやご主人もなく
家族とも疎遠で、友人もあまり居なかったそうです。
ところが、このセラピーを開始してからというもの、
タバコもすっかり止め、
友人や実りのない恋愛、家族関係も改善されていったのだとか。
* *
私も含め、
人間関係や男女関係につまずくクライアントの中には、
上に挙げた例のように、
”何らかの昔の出来事の原因で、
感情を胸に飲み込む癖がついてしまい”
その結果、家族や友人との関係が薄かったり
親密にならない男女関係を引き寄せたり。。。
といった人が多いような気がしています。
ボトル#98は、
”今・身の回りに引き寄せられている現象や
人間関係は、すべて自分が放っている周波数に
磁石のように引き寄せられて起こっていることであり、
もし、その現象が気に入らないのであれば、
自らが放っている“思い”の周波数を変えることだ”
という意味がある気がします。
*
私は、前述の本を読んでから、
自分にも全く同じ部分が有るように思えて、
夜中に東京のビタカラ・スタッフ一人一人に
初めて自分の気持ちを書いたメールを送りました。
上手く気持ちが伝えられたのかは、
解らないけれど。。。
今まで泣きたい夜は何度も有ったのに、
“独りで外国に我儘言って来たんだから、言っちゃいけない”とか、
”一応経営者なんだから、弱根をはいちゃいけない”とか、
ずっと・ずっと・抱えてきたけれど、
もぅ・いいや!っていう気になったのです。
私は今でも、幼いころの私のイメージワークをすると、
いつも”一人で労作するブリキのロボット”の
イメージが出てくるのですが。
ビタカラに気持ちを書き送ってからは、
”ブリキマン”が、ほんのちょっとだけ
溶けた気がしました。
まだ、ほんのちょっとだけですけどね。。。
その夜、何年も疎遠になっていた
友人や知人にも、メールを送りました。
”もっと早くに言ってくれれば、良いのに。。”
一番頼っちゃいけない!と思っていた人に限って、
一番あったかいメールが、すぐに返ってきました。
*
皆さんも、
自分の”気持ちの源(ソース)を変えたら、
たちまち出会う人や現象が変わった!”という事例が有ったら、
是非お知らせくださいね。
カラフル・ハピネス・セラピスト 泉 智子
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