先日、この10年来愛用して来た靴が廃番になってしまい2度と入手できなくなってしまいました
ここ2~3年大好きで通っていたランジェリーショップも ついこの間閉店になってしまいWパンチ状態です
どんなに愛し、楽しんで 『2度とこの状態よ、無くならないで』と、願う恍惚状態も、いずれは壊れ、朽ち、老いていったりするものです。
それとは反対に 『早くこの状態よ去って行って』 と、願う絶望状態も、いずれは朝
が来て時間切れなのか、救済主がやって来るのか解消してゆくものです
サンライズ&サンセット~陽は昇り陽は沈む
万物は、良い事も悪い事にもサイクルがあって、一定状態を固定出来ずに変わってゆくからこそ良いのかも知れません。
なのに悲しいかな、人間は “安定=固定された状態” に幸せを見出そうとする癖があります。
だからこそ、10年来の定番靴が2度と製造されないと知ってはガッカリしてしまう訳です
元来、人間のDNAはスパイラルを描いて上昇する 螺旋構造 になっており、有史以来、度重なる変化に耐えて生き残ってきた人間のDNAには、変化を受け入れる習性があるのだそうです
この、人間のDNAは絶えず成長を遂げるように出来ている為、私たちの人生には何一つ成長にならない出来事はおこりません
病気やリストラ、失恋など一見マイナスに見える出来事でさえ それらは全て成長の為に起こっている事なのです。
それなのに、病気やリストラ、失恋などにノックアウトされて行く人々は皆、 “安定=固定された世界” にのみ幸せを見出して、変化を受け入れる事が出来なかった人たち。
すなわち 「太陽は登りっぱなしで沈まなければ良い」 と思っている人たちなのです。
冷静に考えてみれば、太陽が登りっぱなしで沈まないとなれば 地表温度はたちまち上昇して氷河は溶け、紫外線の降り注ぎすぎで、皮膚がん率も上昇するなど、良いことだらけとは行かないものです
だから、(なかなか出来ることではないのですけれど・・・) 最近の私は、去って行くモノ・ヒト・コトには笑顔で 「バイバイ」と大きな声で言って振り向かず手を放すことにしています
どんなに大好きな人の事も、愛してやまないモノも、自分が得意で自分を語って来たコトでさえも・・・
すると不思議なことに、曲がり角を曲がると、手放した事以上に素晴らしいものがやって来るものなのです
そういえば、ビタミンカラーズのオフィスの近くで 昨日、新定番になりそうなシューズ・ブティックを見つけました
思えば、日本中を出張で飛び回って、ローヒールが必要だったこの10年は、あのお気に入りのローヒール・シューズの廃番をもって 私の中で終わりを告げていたのかもしれませんね。
『笑顔でGood By♪』
あなたが最近 思い切って手を放し、手を放した以上に大きな成果を得たことって何がありましたか?
カラフル・ハピネス・セラピスト 泉 智子
この記事は、2005年11月20日に掲載されました。
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